Oculus Quest 2でX-Plane 11を体験してみた!

2022年3月1日

Oculus Quest 2 128GB 、購入には迷いました。実際に飛ばしてどのくらいすごいのか、想像がつかなかったからです。いままでVR自体は一度も体験していないし、すごい!すごい!という話ばかりが先行していて、やはり一度はどんなものか体験してみたい!という思いだけがつのっていったものですから。

そこへ手の届きそうな価格で発売されたのがOculus Quest 2、それでも発売されてから相当迷った挙げ句、後悔するかもしれないがとにかく一度体験してみたいという思いが勝ってとうとう購入しました。

結論からいいます。X-PlaneでのVRはまだ早い、なぜなら自在にVRのコントローラーを使って飛行するのがかなり難しいでからです。

Oculus Quest 2、確かにVRはすごい技術、X-PlaneでVRを体験すると、まず目の前にコックピットが出現し、ずらりと並んだスイッチ類が本当に手が届きそうな位置にあり、これには感動します。本能的にスイッチを触ろうとするのですができない。

使えないと思った最初の体験がこれ、直接触れることができないということ、今の技術では当たり前かもしれないが、VRの欠点がここにあると思いました。X-Planeではコントローラーでスイッチを操作しなけばなりません。これが非常に使いにくい、一般的なゲームではコントローラーを使ってピストルを発射、刀で振り回すといった動作はそんなに難しいことではないと思いますが、スイッチを押す、ノブを回す、操縦桿を細かく操作する。直感的でないこの動作なれるまでは相当、飛行訓練をしなければならないと思います。

そのうち手袋見たいなものをはめ、それがセンサーになり、直接スイッチを触るようなことが出来る時代が来ると思います。スイッチを入れた感触、スロットルを操作している感触、飛行機の振動とかも伝わったくる、そうなれば本当に3Dの世界で操縦しているような感覚が体験できると信じています。

2つ目は、VRの場合、PCの能力が相当要求されるということ、自分の場合はセスナのような小型の飛行機は飛べます。デフォルト機体のB737-800もなんとかいけます。しかしB737-800X Ziboになるとかなり重くVRでは無理な状態になります。

最初に言ったようにコクピット内の目の前は、そこそこ見え方は悪くないのですが、VRの場合遠くがボケるのです。着陸しようと飛行場をさがしているのですが、ボケて見えません。オートパイロットで空港近くまでいけるのなら何とか着陸はできるでしょうが、目視で確認するのが難しいくらいボケます。PCのスペックの問題になるのかな?

X-Plaenにはライトプレーンが付いていますが、VRにはこれが一番いいかもしれません。足元は丸見えなので空間を飛行しているという感覚を味わえます。軽量なのでPCへの負荷も軽い、VRはこれならいけます。
私だけだと思いますが、この機体で小さい旋回でもフラット目眩がします。飛行場のまわりをゆっくり、ゆっくり飛んでいます。体験の楽しみとしてはこれくらいしかありませんでした。

VRを体験して感じとことは、確かに3Dの世界は体験できます。しかし、画像そのものは普通のX-Planeで飛んでる方が綺麗で臨場感はまだあります。VRでの飛行は期待した程の楽しみは得られなかったという結論になります。しかし、画像がさらによくなり、普通のX-Planeで体験しているくらいの風景(飛行場)が見えて、スイッチやスロットルがVRの中で直接操作できるようになったら本当のVR時代に突入するのは間違いないと思います。

最後に、もう一つどうにかならないかと思っていることはVRの本体であるゴーグル、何かするたびにいちいち外さなければならない、これが面倒くさい。これなくしてVRを体験するのはやはり無理なのかな〜?

VRでの飛行は本当に不便なんです。周りがまったく見えないので、いちいち外して確認しなければならない。あるサイトでの感想としてVRで飛んだら、もう二度ともとには戻れないと書いてあったが、私はそうは思わなかった、現在でも普通のX-Planeを使っている。
一度体験するとどうでもいいかな、といった感じになるというのが正直な感想です。

すごいスペックのPCでVRを楽しんでいる人には別の感想があるのかもしれませんね。