Teensyを使用するために、TeensyControls X-Plane PluginとTeensyduinoが必要。
他には、プログラミングをするために Arduino が必要です。
目次
Arduino IDEのインストール [Windows 11編]
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/5d50028e72e84d1c337f962d6ce32044.png)
Windows 11でのインストールはMicrosoft Store(Windows app)からインストールすると、Teensyduinoでライブラリの追加が出来ないのでzipファイルをダウンロードする必要がある。
そのことがこのように書いてあります。
Teensy公式サイトでの注意事項:Microsoft StoreのArduino「Windowsアプリ」は、Teensyduinoと互換性がありません。
インストール場所はどこでもいいのですが、インストール場所をしっかり確認しておく必要があります。後でそのインストール場所を聞いて来るところがあります。
私のArduinoのインストール場所:C:\Program Files (x86)\arduino-1.8.19 に配置しました。
※以下のインストーラを実行する前に、上記の Arduinoソフトウェアをダウンロードしておく必要があります。
TeensyControls X-Plane Pluginのインストール
ダウンロード先:TeensyControls X-Plane Plugin 1.0(32 & 64 bit, X-Plane 10.20 or greater)
これはX-PlaneとTeensyを繋ぐプラグインになります。上のリンクからアクセスすると下のような画面からダウンロードすることが出来ます。殆どの人は64bitを選択することになると思います。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino_-Using-Flight-Sim-Controls-on-Teensy-with-Arduino-Google-Chrome-2022-03-26-10.27.40-1024x356.png)
ダウンロードすると、このフォルダが出来ます。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/TeensyControls_1.0_xp10-1.zip-2022-03-26-10.30.31.png)
これをX-planeのpluginsに入れます。
Teensyチップが簡単にX-Planeと通信できるのはこのプラグインのおかげです。それと、Teensyの動作状況をこのプラグインで確認することもできます。
Teensyduino v1.56のインストール
Teensyduinoをインストールします。Teensyduinoは、Arduinoソフトウェアのソフトウェアアドオンです。
Teensyを使ってX-Planeを動かすためのライブラリ等をインストールします。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino_-Download-and-Install-Teensy-support-into-the-Arduino-IDE-Google-Chrome-2022-03-26-10.34.55.png)
TeensyduinoInstall.exeファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/028c1b6b2519a23845f204ac81c549b2.png)
「Teensyduino」はTeensy用のライブラリをインストールします。
exeを起動してインストーラを実行すると、ArduinoソフトウェアにTeensyサポートを追加します。スケッチを作成してTeensyで実行できるようになります。
インストーラーが起動したところ(Varsion1.56)
「Next」をクリック。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-26-10.50.51.png)
仮想シリアルドライバー(Virtual Serial Driver)の確認ダイアログ。
「USBシリアルのサポートをインストールします」と表示されている。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-09.56.57.png)
中央には以下のように書かれています。
USBシリアルドライバーが見つかりました。
ドライバをインストールする必要はありません。
問題ないようだから「Next」ボタンをクリック。
インストールしたarduinoの場所を指定する
ここで、ライブラリをインストールするためにarduinoの場所を指定します。
インストール場所は最初に確認していた:C:\Program Files (x86)\arduino-1.8.19
ここを選択します。
すると「Next」ボタンがアクティブになるのでクリック。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-11.47.44.png)
「All」を選択して「Next」。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-11.17.22.png)
下の画面が出るので「Install」ボタンをクリックするとインストールが始まります。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-11.18.40.png)
Arduino IDEをWindows appを指定してインストールすると以下のエラーになる可能性があります。
最初に説明した通りに zipファイルをダウンロードすると、スムーズに最後の画面が出てくると思います。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-11.19.59.png)
うまくインストールが完了しまいた。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Teensyduino-1.56-Installer-2022-03-27-11.49.22.png)
このアプリ「Teensyduino」はTeensyのライブラリをインストールするためにだけに使うので、これで使用済みになります。
Arduinoを起動して実行してみましょう
メニューの「ツール」から [ボード:”Arduino Uno”] [Teensyduino] [使っているTeensy] を選択。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/Notification_Center.png)
その後、[ツール] [USB Type: “Serial”がアクティブになるので、その中のメニューから「Flight Sim Controls」を選択します。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/45699bf4e1ca1b7e637eec650e5cc4eb.png)
最後にツールからシリアルポートを選択します。多分自動で選択されていると思います。
以下では「Teensy Ports」として1つしか表示されていないが、複数のTeensyを繋ぐとその数だけ表示されます。名前は同じなので、プログラムを書き込む際はどのチップにインストールするのか確認するよう注意が必要です。出来れば1つだけ繋いで実行することをお勧めします。
Windowsではシリアルポートはこのようになる。hid#vid_16c0&pid_0488.ffc9.4 FlightSim (Teensy)
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/image-2.png)
Macではシリアルポートはこのようになる。HID=16c0:0488.ffc9.4 FlightSim (Teensy)
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/04/1a06fccf64e1f8386e5d477d1746f285-1024x460.png)
Teensyが動作するか簡単なテストを実行
テストで簡単な点滅(blink)例を開き、実際のプログラムをTeensyにインストールして実行してみます。
ファイル > スケッチの例 > Teensy > USB_FlightSim > BlinkTransponderと辿って行きます。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/image.png)
開いたBlinkTransponderプログラムを、Teensyボードに書き込むために「Upload」右矢印をクリックしてください。右側に「マイコンボードに書き込む 」と表示されます。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/New_B737-800_LowerPart_Panel-_-Arduino-1.8.19-2022-03-28-15.46.31.png)
この時点で、Teensyでうまく書き込みが実行されない場合がありますが、その時、TeensyLoader が自動で起動して、何をしなければならないかを教えてくれます。その指示に従ったやればうまく行くと思います。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/b2fb8f3e424852e420daed7794b41a74-10.png)
X-Plaenを起動してTeensyとの連携を確認する
X-Planeを起動します。
X-Planeからの信号がTeensyボードに入ってきて、その信号がLEDによって点滅します。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/b2fb8f3e424852e420daed7794b41a74-11.png)
Prugins>TeensyControls>Show Communicationを選択します。
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/image-1.png)
![](https://polo-web.com/WP/wp-content/uploads/2022/03/b2fb8f3e424852e420daed7794b41a74-13.png)
X-PlaneとTeensyが連動しているのがこれで確認できます。1と0で点滅と消灯を繰り返しています。
トランスポンダの通信信号の点滅が、X-PlaneとTeensyの両方でシンクロして実行されている様子がわかります。これで設定がうまくいっているのを確認できました。